約束の時間にはまだ早いので幹線からそれてうろうろすると、山里の春を見つけました。
山里とはいっても開けたところで畑が多くビニールハウスなども点在する営農地帯、小さな小屋で水車が回っています、この辺りは南アルプスからの湧水が豊富なようで清らかな水路があちこちに、朝はまだ気温が下がるが陽が昇るにつけ空気も緩み、背筋を伸ばしてゆったりとして歩けるのは、冬とは違う気候になっていることを体感します。近くの甲斐駒ヶ岳に少し新雪が付いているが、この陽射しでは溶けるのも直でしょう、水車と雪を頂いた高山そして春の陽射し、日本の風景ですね、寄り道もいいものです。立ち寄った所ではまだ薪ストーブが活躍していましたが、昼頃は要らないようです。そろそろではないかと探しながら歩くと、見つけました、枯葉の中で黄色の蕾を、もう花を開かんばかりの様子、この花を見ると間違いなく春が来たことを感じます。