平年の40%程の降雪は当然のことながらスキー場にも大きく影響しています。

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数日振りに晴れ上がった朝、ゴンドラで上がる途中の雪景色、風が無かったようで雪が見事に枝に付いていて、独特の景色を創っています。

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朝の内のスキー場の景観、麓では薄っすらの降雪も上部で10~15m積もっていました。

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リフトのお客様は白馬三山を望みながら次のコースを思案中なのでしょうか。

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朝の内は空いていましたが10時を過ぎると、待ちに待った好天もあり急に増えてきました。

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人気のバックカントリーに向かう人たちが列を作りポイントへ登っていきます。この先はスキー場ではありません。

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素晴らしい山岳景観を有する白馬村、山の斜面を滑り降りる〝フリーライド ワールドツアー〟が開催される場所でもあり、世界から腕に覚えのある強者が集まって開催されたそうです。

今年は全国のスキー場が雪不足で営業が出来ない、出来ても全面滑走ができないなど、運営面で大変苦労をし経営も苦しい状態のようです。調査に行って来た白馬も例外でなく例年の40%ぐらいの降雪量で、いつもならまだ路肩は除雪の雪の壁があり、所々は雪の路面のはずですが、今年は道路は乾き両側の田圃や畑は土のまま、生活は楽でしょうが住民はもっと雪があることを望んでいます、例年通りの季節でないと落ち着かないようで、農作物の不安も感じるようです。スキー客の少なさも感じます、滑走コースが半分ぐらいに限られていること、そこに新型コロナウイルスの問題です、中華系のお客様は極端に少なく、オーストラリアを主とする欧米系の人達もぐっと少なくなっています、日本も安全ではないとの思いで来場者がなく、また早々に帰国する方がいるのでしょう、空いていて滑るにはいいのですが、賑わいの無いスキー場も少し寂しいものです。気温の高い春の天気が続き一段と雪解けが進むと、少ない雪のコースに土が出てくるのは時間の問題でしょう、今シーズンの終わりは早いかもしれません、雪に頼る関係者は頭が痛いことと思われますが、夏と来シーズンに期待して欲しいものです。

主なスキー場はインバウンドのスキーヤーを当てにして投資をしていますが、白馬村も同じで新しいホテルができたり、地元有志が長期滞在向けの宿泊施設を建てたりと、インバウンド向けの投資が行われています、また外国人による投資も行われています、売りに出されていたペンションなどの宿泊施設を買い求め、外国人向けにリノベーションをして運営をするなどです、最近は転売目的で宿泊施設を買ったり、土地をまとめる買い進めでまとまったところでデベロッパーに売ることを目論んでいる動きもみられるそうです、オーストラリアの買いはニセコなどで話題になっていますが、オーストラリアに限らずイギリス人や中国人の買いもあるとのことです、デベロッパーが開発しようと土地を当たると海外の方が所有していて、思うような開発が出来ないなどということが起きそうです、日本のデベロッパーにも注力してもらいたいものです、それにしても自然現象による入込の増減は避けられないので、地球全体の気象現象が投資を悩ませますが、どう判断するかスキーリゾートを今後もウォッチして行きます。