首都圏で手軽に山歩きを楽しめる丹沢山塊、尾根歩きから沢登り、また3日もかかるコース設定もできる、多彩な山なので多くの方が入山するが、それゆえの問題もあるようです。
まだ凹状に掘れていないが、ここも時間の問題で窪んでいくことになるのでしょうね。
木道は山へのダメージは少ないが、自然の中を歩くというイメージから少し外れるが仕方ないですね。
自然の力による崩壊があちこちで見られます、山の宿命ですが、進行が早いようにも見えます。
ヘリコプターで運んだ整備用の資材が登山道脇に置かれています、整備にもお金がかかることが伺えます。
崩壊で崩れ落ちた道は、鉄パイプと敷き板で登山道ができています。
本来なら岩や石がごろごろしていた道は、階段状に整備され歩き易くなっています、大勢が入って楽しんでもらうには必要なことですね。
集落に近くなった道は当然のように舗装されています。
秋野菜がみごとな畑は、登山道の終点とも言えるところ、奥にさっき辿った山を望めます。
里の畑で造られた野菜は、農家の前で無人販売で売られていて、山の帰りに求めている方が多く、献立の話をしながら品定めをしています。
以前はここに人工の登山道はなかったのに、などと思いながら歩くと色々目につきます。この山塊は意外と急峻であり谷が深いです、そのため男らしい山容となり惹きつけられるところでもあります。雨水などによる浸食はかなりの早さで進行しているようで、そこへ私のように多くの方が山に入るので、歩くことでダメージを与えて道は窪みそこを雨水が流れて更に掘れる、この繰り返しでますます山へのダメージが進んで行くことになります。大きく傷んだ所は人工的な道にして、山へのダメージを少なくし、安全に登山を楽しんでもらうようにと、整備をしている訳です、作業に当たる方に本当に御苦労さま、と声をかけたいですね、資材の量や運賃を考えるとそれなりの費用が掛かっていることが伺えます。観光産業を支える行政の努力もあって、私たちは楽しんでいるんですね。
十代のころから遊ばせてもらっている山で、沢登からアルプスの岩へとステップアップした最初の山です、そして今でも遊ばせていただいているのですが、山の運命のようなものを目の当たりにすると、安全に歩く道を維持するのも本当に大変だと感じさせられます。専門家の見地からするとまだまだ山は無くならないと言うでしょうが、何時までもそうあって欲しいものです。終点にある野菜の無人販売は、時々利用させていただいています。