穏やかな天気の中、富士山頂〝お鉢めぐり〟をしました。
大沢崩れの上から西側の方向を見ると、パラグライダーのホームエリアの朝霧です、よく見ると低空を飛んでいるパラグライダーが緑の山を背景に見えます、翼の大きさが20㎡台なので、この大きさになると見えるようです。遠くには南アルプスも。
北西方向には本栖湖とその奥に南アルプス(北部)が望めます。
富士吉田登山道を上から見ると登ってくる方がいます。このルートが一番多く登られるコースで、今年の夏山総登山者の約60%の方が利用しました、私が今回通った富士宮ルートは約25%、因みに一番長い御殿場ルートは約6%です。
北東方向には山中湖が見え、湖面を走るボートとその航跡が白く見えます。
北海道の旭岳で雪が降り、長野県では氷点下になったところもあり、今朝方は冷え込んだようです、山頂の岩陰にはつららが下がっているのですが、11時でも溶けだしはなかったです。
お鉢の反対側から見る剣ヶ峰。
下山中も晴れて暑かったのですが、いい風が吹き助かります、6合目ぐらいまで下がると斜面をガスが這うように流れ、一つの山の景色を見せてくれます。
日本で一番高い場所のハイキングコースと言うと怒られるでしょうか、激しいアップダウンもなくアルプスの山並み、下に緑豊かな森とその中に点在する湖、駿河湾や水平線、時によっては歩けるような雲海を見たりと、絶景を見せてくれるハイキングコースです、ただし天気次第の話ですが。今回は天気に恵まれ存分に堪能しながら、次はいつ来れるのかななどと思いながら、3700mの散歩を楽しみました。
一番高い山が割と近くにあるのでトレーニングとして登っていました、冬の穂高やヨーロッパアルプスの岩登りの前に登ったのはずいぶん昔のこと、最近になりぽつりぽつりと登っているが、何のためだろうか、思うのは登っている歩いているそのことが楽しいのです、山に入っている時が何か分からないが〝満たされ感〟があり楽しく思えるのです、満たされ感を味わいためにこれからも時々山に行くんでしょうね、次は何処の山で味わうのか、その思いから満たされ感は芽生えます、紅葉もいいし冬枯れの森もいいな、次は何処だ。