小用で日比谷の一部を歩いてみましたが、久しぶりに行くと光景は変わっていました。
高層建物に建替えられ変わった街並み、車道だった道は歩行者専用通りに、午後の暑い日でしたがミストで気温を下げていました。
好きな都会の光景の一つが夕暮れ時の街並みです、陽が沈み薄紫に染まる一時の空の下の都会は美しいですね。
もう賑わってもいい時間なのですが、意外と静かなガード下の酒場。
こちらの通りも静か、外に椅子を出し簡易テーブルでサービスをしていた光景は見られませんでした。
昔の話しをすると笑われますが、日比谷は映画を見に行くところでした、また夕方からはガード下の居酒屋で一杯やって帰るのが楽しみだったのです。その界隈を久しぶりに歩いてみましたが、高層の建物が建ちそれに合わせるように、街路樹が配置された歩行者専用道路になったりと、随分変わっていました。用事を済ませて外にでると夕暮れ時、好きは都会の光景、陽は沈んで間もないので空は薄紫に染まり、その下に明かりが入ったネオン街があり高層の建物には整然と並んで窓の明かり、すぐに黒くなる空になる前のこの時間の光景は美しく感じます、東京の街が一番美くなる時間をぶらぶら歩きました。続いてガード下の居酒屋さんへ、もう一杯になっていてもいい時間なのですが、意外と少ない、どうしたんだろうと思うぐらいです、焼き物の煙が漂う狭い席でうるさい中、大声で話をしながらやる光景が、この時間では見られませんでした、お陰で静かに少しゆったりとやれたのはいいのですが、一味足りない酒でした。このような店は人気が無くなってきたのか、再開発等で建物が建替えられたりすると、名前の通った店やきれいな店などの飲食店が増えるので、そちらへ流れるのだろうか、一方でガード下の店が無くなっているのも目にします、色々事情があるのでしょうが思い出の光景が無くなっていくのは寂しい思いです。ビール箱の椅子もいいもんですけどね。