白い馬と書いてハクバと読み、村の名前にもなっています、その語源は山にできる雪形で山の名前は〝白馬岳〟シロウマダケと読みます。その山があるのは〝後立山連峰〟の一角です。

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白馬三山展望、午前の陽を受けた山並み。

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五竜岳、鹿島槍ヶ岳展望、荒々しい五竜岳の眺めは迫ってくるものがあります。

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白馬三山展望、陽が傾きだした午後の陽射しで山肌にメリハリが付き、より迫力を感じさせます。

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東側の山並み展望、木々が密生する日本の雪山の光景です。

雪を纏うと山の様相は一変し、色彩が少なく表情が厳しく見えます、その厳しさが夏とは違う魅力的美しさに感じるものです、行く度に全容を見ることができないでいたが、3月末にスキーで行ったときはやっと輝く白馬三山の山並み、五竜岳や鹿島槍ヶ岳を見ることができました。八方尾根はこの山並みを間近に見れるので、スキー客はもちろんゴンドラやリフトで観光客もやってきて、ウサギ平テラスや八方池山荘で山岳景観を堪能しています。春霞が掛かっているものの山頂や稜線に続く急峻な小尾根に付いた雪が、山の険しさを一層強く見せ、ダイナミックな山岳景観を作り出し、多くの人を魅了していました。白馬村の名前もいいですね。

海外からのスキーヤーが毎年増加していて、長野県の野沢温泉村、白馬村にもオーストラリアや東南アジア、中国などから多くの方が訪れスキーを楽しんでいます。その方々が白馬へ近づき急に後立山連峰を車窓から望んだ時は〝ウォー〟と歓声でどよめくそうです、それぐらいインパクトのある景観のようです、自国では雪を纏った急峻な山を見ることは無いのでしょうが、ここでは身近にあります。国道138号線を三科三湖から北上していくと左手(西側)に後立山連峰が続き、その山裾にスキー場が点在してスキーリゾートになっています、その一つの八方尾根スキー場では冬季オリンピックも開催され、滑降やスーパー大回転などが開催されました、滑降コースができるぐらいですから、コースの長さ高低差は十分でダイナミックなスキーを楽しむことができます、このスケールと山岳景観、そして日本独特の雪質が海外からのスキーヤーを魅了し、毎年多くの方がやってくるのです。野沢温泉スキー場や北海道のニセコと違うものがここにはあるのです、鉄道の駅や国道からすぐに山にアプローチできるのも他にはありません、このエリアをもう少し国際山岳リゾート地へと発展させながら、白馬村の良さも残して行きたいものです。東京に居ながら思いを寄せている一人です。