雪の少ない今年の蓼科、それでも明け方に少し雪が降り美し光景を見せてくれました。

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1本1本の影が雪面に映りこむ青空の下の雑木林、この時期の森の光景です。現れている笹をみると雪の少なさが感じられます。

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木々の小さい枝先にまで薄っすらと雪が付いた自然の造形美、このあと風により吹き飛ばされてしまいました。

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全体に雪が少なく八ヶ岳も黒く岩肌の面が多く見えます、厳冬期らしい雪山を見せてもらいたいものです。

首都圏で数回降雪があったので山の方はもう少し降ったのかな、そんな思いで蓼科へ向かったのですが、ドライの道で難なく相当上のほうまで行くことができる状態、それでも1800mぐらいのすずらん峠に近づくと雪道になり、久しぶりに雪道ドライブになりました。朝方に2cm位の降雪があり、青空の下に木々の枝全てに小粒の白いザラメ砂糖を付けたような自然の造形美を見ながら、雪面をグリップして軽快に走る楽しさを久しぶりに味わいました、もう少し長く走りたい気持ちでしたが、これも雪の量が少ないことと、青空の晴天があって思うことができるので、いい日に来たもんだと満足です、除雪された雪の壁ができるのですが、それもわずかの高さで降雪量が少ないなと、改めて感じました。自然の造形美はあっという間に風に吹き飛ばされて消え去り見慣れた木々となり、一瞬の美しさだったと儚さも見た思いです、だいぶ下って見る八ヶ岳も岩肌の露出が多く、厳冬期の白い鎧を付けた山岳美が無いように思え、内陸にある山はまだ少ないなぁーとまた感じました。我儘なもので雪が多いと大変な思いをするので、雪は要らないといい、なければ夏の水不足なども考えもう少し降ってもいいのではといい、都会に住んでいるものは山岳景観に迫力がないなどといい、まったく自然現象を操れるがごとく言い放つではないですか、人間というものはなんなんでしょね。