訪れた師走の軽井沢は明るくそして静かな別荘地でした。

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落葉樹の葉はすっかり落ちて、樅の木の葉の緑が残っているだけで、開放的になった道に樹木の影が。

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緑陰をつくっていた林も今は一枚も葉がなく、落ち葉に陽が射しこんでいます。

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枝道に入ると舗装はされてなく、落ち葉を踏みしめて歩くような道もあり、ガサガサと音をだしながら歩くのも初冬ならではです。

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零度以下にもなる気温と乾いた空気の下では苔も冬眠に入ったようで、訪れた人々を惹きつけた緑の絨毯を敷き詰めたような庭を見ることはできません、苔の庭は落ち葉を掃きとり初夏を待つことに。

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自然保護と環境を守ろうと、区域を定めて建物の建築等に対して取り決めを設けている方々いて、その協定区域ですと明示している看板です。

この間までいた観光客もほとんど見られず静かな軽井沢でした、避暑地色が強いのですが、年間を通してみると高原のリゾート地ですから、四季折々の良さがあります。冬枯れの道を歩いてみる、そして雪に覆われた森や広い庭と奥に佇む瀟洒な建物、凛とした空気の中を白い息を吐きながら歩くのもいいです、春には芽吹きから萌黄色へと移る森の姿、色々と楽しめる所です、他でも見られるのですが、人工的に造られた並木道や森、広い庭と瀟洒な建物など、やはり軽井沢だけの光景があります、一朝一夕にできたリゾート地ではないので、重厚感は他では感じられません、このリゾート地を構成している所有者の方に感謝しながら散策したいものです。メーン通りの建築については、デザインや色など少し統一する方向にならないのかな、お客さんは世界中から来ていますよ。

自然保護と環境維持は、軽井沢というリゾート地を維持して行く上では重要なことと思われるのですが、窮屈になってはいないのか、という疑問もあります、夏の交通渋滞や騒音排ガス、地域住民と県外からの利用者、在来の商店と他所から来る季節商店などを考えると、このようは中で交流や話し合いなどが行われ軽井沢を造っているのか、という思いです。道路が日陰で雪が凍って危ないので、並木を切る又は間引きをして欲しい住民がいる一方で、軽井沢の自然景観上切らないでくれ、と思う別荘の方がいるのは自然なことです、こういう中で皆さん窮屈さは無いのかな、そんなことを考えさせられます。