国道20号線にある甲斐白州町からは、甲斐駒ケ岳が近くに望めます。
渇水期と思われるこの時期でも水が流れる小川の中に立派な石碑、これからよく耳にする句が刻まれています。写真で読みづらい方は現地へ足を運んで下さい。
この辺りの深い森と花崗岩を通り磨かれた水は美味しく、ここ道の駅には水汲み場が整備されて、途切れることなくその水を求める人を見かけます。
寒気が入っているので午後はにわか雨などが・・・、という予報でしたので午前の日射しは消え、あっという間に曇り気温も下がり身震いをするほどに、その中で雪が舞い離れた場所で低い位置に雪雲が回っている不思議な現象、すり鉢状に回っているのを見ました。
先日の雪は3月末にしては大雪だったようで、甲斐駒ケ岳の一帯も新雪をまとい一層美しく見えました。甲斐駒ケ岳の登山道である黒戸尾根コースへは、立ち寄った白州の道の駅から入って行けます、甲斐駒ケ岳の山塊は花崗岩で構成されていて、その山麓は深い森に覆われ、そこを滲み通った水は岩で磨かれ美味しいといわれています、その美味しい水が道の駅の水汲み場で、望む量だけ持ち帰りができるので、次から次へと人がやってきます、美味しい水があるからサントリーの白州蒸留所もあるのでしょう、また近くの尾白川の淵や溜まりはガラスのような色をした水です、白州町は名水の町のようです。
新雪に覆われた山は美しく見えますが、その新雪が災いを起こすことも、那須高原での登山訓練中に雪崩に襲われ残念ですが犠牲者が出てしまいました、御冥福を祈ります。出掛けたのは降雪明けの日で天気もよかったので、南アルプスや八ケ岳、そして遠くの北アルプスなど白が増して一層美しく神々しく見えて、山好きの者にはたまりませんでしたが、美しさの中に潜む怖さもあるんだ、ということを考えさせられます。