ここの所出かけていないな、と思い久しぶりで富士山に登って来ました、明日で一応山じまいの日で、天気予報もよかったこともあり、山は混雑していました。

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今回は富士宮登山口から登りました、入り口には2400mの文字が、山頂迄は1376mの標高差を登ることになります。

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登山口でも雲海が望めましたが、500m位上がるとよりハッキリした雲海が、陽射しが当たり雲の白さが美しいです。

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青空に浮かぶ雲の辺りが山頂か、などと思いながら黙々と歩くだけです。

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かなり上部まで来ると歩いている人の間隔が開いてきます、つらいが一歩一歩足を出すしかありません。

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山頂の平ら地を踏むとほっとした気分になり、次に達成感がでて喜びの笑顔になっていきます。

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そこに見えている剣ヶ峰が3776mですが、この僅か60m位の登りが・・・、頑張って登ってこそ一番高いところに立てるのです。

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雲海のレベルが時間がたち気温も上がってきたので高くなってきました、下りは雲の中で涼しい中を歩くことになりそうです。

前回登ったのは9月だったかな、などと考えながら富士山スカイラインの水ヶ塚駐車場へ入ると、多くの車があり皆さん準備をしてバス停に並んでいます。同じようにバスの往復切符を購入し列の後方に、バスは定員になり次第出発するようで、次から次と並ぶ登山者でほどなく出発し約40分で五合目まで、登山道入り口を7時20分に出発、何時ものことだが歩き出しの40分ぐらいが体が重く感じながら歩くことに、前にも後ろにも人人なので、暫く皆のペースで慣らし歩きです。スコリアの上を歩く富士山独特の登山道は歩きにくいことと、標高が高いので疲労感は大きくなりますが、同じ歩調であるくことに努めて、直下の急なひと登りをすると山頂の平ら地にでます、そこで時計を見るといつもの時間に満足し、初めて大休止を取り次の剣ヶ峰へのエネルギー補給です。これからの僅か60m位の登りがきついのですが、ここを登らなければ本当の山頂へ立つことにならないので三角点まで行きました。てっぺんは太陽と青い空なのですが、雲海で下界やアルプスの山々を見ることはできませんでした、それでもまた山頂へ立てた満足感と登れた喜びに心は充足されます。

意外と大勢が登っていた今回の富士山に私も入り、にぎやかな登山道でした、中でも驚いたのは外国人の登山者が多いことです、朝のラジオで五合目の山小屋の主人が、多いときは半分ぐらいが外国人の登山者です、と言っていたが様子をみてうなずける思いです。世界遺産に指定され広く知られるようになったことと、インバウンドの数が増えていることからなんでしょう、その受け入れ態勢で道標は4ヶ国語で表記され、登山道も広くなっているように思えます。富士宮ルートは登りと下りが同じ道を利用するので、このように登山者が増えると登山道の整備も課題の一つです、またトイレの問題もありますが山頂のトイレはチップ制でしたが清潔さは保たれていました、このように少しづつですが整備がされているようです、世界の観光地富士山になって欲しいものです。昔、本当のところは分かりませんがまことしやかに、夏に大勢が歩いて少しづつ砂やスコリアが下がったのが、秋から冬の強風で上方にまた上がり、美しい形が保たれているんだよ、などと言われていたが、こう大勢が歩くと全部を修復しきれるのだろうか、などと心配もしたりしますが、私だけでしょうか。