今年のGWは休日と土曜日の並びが都合よく並び、大型連休と呼ぶにピッタリ合う休みなので、何処へ行っても混雑することもあり、近い丹沢に体力測定に行ってきました。年々登山道が傷んできているが、その進行が速くなってきているようです、その進行を遅らせるために登山道の整備がいたる所で行われていました。

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痩せ尾根の崩れが多くのところで見られる、以前は何とか尾根道になっていたが両側へ崩落が始まりました。

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この斜面は道が雨により流されるので、山肌にダメージを与えないように登山道として木製の階段を付けて、斜面を労っているのですが、それでも崩落は止まりません。

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石を敷き詰めて整備された登山道。

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崩落により危険度が高いところは道を回し、人工の道には手摺などを付け安全を確保しています。

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歩きだしは少し気温が低いもののいい天気でしたが、登りの半分ぐらいからはガスが掛かり肌寒くなり、山頂は強い風にガスが流れ気温も低い、山頂で昼食をと思い登ってきたのですが、ゆっくりと休めるような状態ではなく、短時間で済ませます。

同じルートを辿る年2回の丹沢ハイクで体力測定を続けて何年になるだろうか、年末は冬山への体力測定、春はGWが多く残雪の山へ向けての測定、というと最もらしく聞こえるが、十代から歩いている馴染のコースなので自然にここへ向かいます。

丹沢の山は浸食が大きくV字谷が山頂へと続くので、その谷が尾根に達するところは痩せ尾根になって、その部分が年々崩落が進み道が崩れだす、このようなところが多くなってきました、そこを多くの登山者が歩くのですから、崩落が更に進むようです。登山者が山にダメージを与えているのは確かなので、その登山道を県や有志の方々により整備が行われています、その箇所もずいぶん増えてきましたので歩き易くなっています、それでも前に直した箇所が使えなくなっているところも見られ、何か終わりのない作業を続けなければならない、という現象になるのが悲しいです、これからも山と作業員に感謝し山を歩くことにしましょう、そしていつまでもこの自然が残ることを祈ります。