道具が良くなったスキー、そして軽くて暖かいウェアー、位置情報発信機などによるのか、近年盛んなバックカントリースキー。

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白馬上部のスキーエリアは、山岳景観を楽しむにもよいがこの斜面をみたら滑ってみたいとそそわれますね。

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もちろんリフト終点の先はスキー場ではないので、バックカントリーの装備をしたそれなりの腕の方でないと行けません。

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待ち望んでいた晴れの天気に上部を目指すスキーヤーとスノーボーダー、そして少しの登山者。

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天気は長く持たず凡そ2時間後には風が出だし、濃いガスに覆われました、そしてスキー場ではリフトの運休となり一時足止めの事態に。

真っ新な適度な斜面を見たら、腕のあるスキーヤーなら滑ってみたいと思うのは自然なことでしょう、近年〝バックカントリー〟というスキー場ではない所を滑ることの人気が高まってきています、以前から岩山や林の中を滑ることは行われていましたが、一つのジャンルになってそれ専門の道具も開発され、前よりは手軽に楽しめるようになりました。幅広で柔らかいスキー、扱いやすくなったシール、軽くて暖かいウェアー、そして万が一雪に埋まってしまったときに位置を発信する機材やスマホの位置情報発信など、身を守る道具や機材などの進歩により、限られた人という範囲から少し広がってきているように思われます。人気はやはり誰も滑っていない所にラインを引くという魅惑とその後の充実感でしょうか、小生もそんなときがあり興奮と充実を大いに味わったことがあります、ただ違うのは今はそんなところも滑るの、と思うところでも滑っていることです、超過激な遊びが多くなってきてスキーもその流れで雪があれば斜面を選ばず、というスキーヤーも多くなったようです、気象や雪質などに配慮して大いに楽しんでもらいたいと思います。ニュースでバックカントリーのスキーヤーやボーダーの遭難もみます、トマムではコース外で隣接の林を滑っていた数名の方が雪崩に巻き込まれたとありました、乗鞍岳や羊蹄山などでも遭難がありました、管理されたスキー場よりもリスクが大きいことを認識し、万全の用意のもとで雄大な自然を楽しんでもらいたいものです。