この日も30人程の中学生達が、インストラクターから飛ぶ原理と扱い方を聞き、補助の下で傾斜の緩い下部から飛ぶ練習を始めます。
程良い向かい風がきてグライダーの立ち上げ、そして補助のインストラクターがグライダーの傾きや方向などを修正し、走り出すと生徒はふわりと空中へ、そして滑空が始まります。
飛ぶ感覚とコントロールの仕方を回数を重ねて身に付け、飛び出しの位置も上へ上へと上がって行き、終わりに近くなるころは練習場の最上部へ、呑み込みの早い生徒がいい風に乗ると、この高さからでも100m以上の距離を飛び、地面から15m位の空中の浮遊で異次元の体験します。
修学旅行の形態が随分と変わり、外から見ると危険と思えるパラグライダーなども体験型のプログラムに入ってきています、他には同じスクールでカヌーなどもあり、どちらか選択をしているようです、因みにカヌーは富士五湖の本栖湖や西湖で行っています。この日は天気に恵まれ皆さん積極的で活き活きと参加していたので、大いに楽しみ満足できたのではないでしょうか。
このような体験型をもっと導入してもいいのではと思うのです、何処かがリードしないと自然の中で遊ぶことができない子供達がでてしまう、と考えるからです。今回はコロコロ変わる風の強弱や方向など、そして20㎡強の布に受けた風の威力などを感じたと思うのです、普段の生活では何気なく接している風も、上手く使えば色んなことができることを、身を以て知ったことで〝自然〟にもっと興味を持ってくれればと期待もします、なんでもやってみること、重要ではないでしょうか、そして自分に向いているものに特化して、極めて行くことになればいいと考える者です。