東京ではまだ秋を実感できないが、高原ではすっかり秋景色となっています。
坂道は景観の変化をより大きく現してくれるので、登りきった先はどうなっているのだろうと、気持ちを先へ先へと走らせるようで、小走りで頂きまで行くと目線は発色した梢の葉の色、そして下りきった辺りは落ち着いた濃い色に、同じ葉なのですが光線の量で明から陰へと変って、登りとは別の光景を見せてくれます。
変哲もない道端の一画の草が取られているところがあり、よく見ると秋というのに春先に咲き出すような形の花が咲いているでは、名前は知らないが寒くなると言うのに何もまとわず寒くないかい、と声をかけたくなるように立っています。誰かがそれを多くの人に見てもらおうと回りの草を取ったのでしょう、それが何か寒々しく感じられるのは秋だからかな
太い道から外れて人家が点在する道を通るのは、交通量が少なくのんびり走れるので、安全第一だがあちこちへと目をやり珍しいものをみることができるので楽しい、生垣の一つに真っ赤に色づいた実が付いている木が、何だろうと思いながらパチリとシャッターを切る、沈みゆく夕陽に照らされていい色を出しています。
西の山に陽は落ちたのでしょう、残りの太陽光によりやっと見えている今日最後の山の景色、セピア色になった夕暮れの山は何処か寂しさを感じるのは秋だから かな。
少しひんやりとして来ているが、秋だぁーと実感がこない東京ですが高原は晩秋で、色がおちた葉が落ち始めています、雪の便りもあり先に登った穂高連峰でも冠雪があったとのこと、この先は急に気温が下がりだすのでしょう、東京の秋も見つけて楽しみたいものです、これからは天気が安定する時期ですから、少し涼しいがその分虫も居ないので外遊びは楽しいと思います、近くに秋を見つけに出かけましょう。