急速に発達した低気圧で全国的に荒れ、東京も出かける時は風と雨がひどかったが、天気の回復は早いという予報なので、計画通りに山へ向かうことに。

27年10月6日河童橋-thumb-550x412-3453

北アルプス穂高岳山域の入山口の一つの〝上高地河童橋〟に昼ごろに着くと、稜線は雲に覆われ風も強そうな様子、道にも風で飛ばされた小枝や木の葉が一面に落ちているので、昨夜からの風の強さが窺い知ることができます。天気予報に関係なく多くの観光客が訪れ雄大な自然に見いっています、その中に外国の方、特に中国系の方も大勢います。

27年10月6日紅葉と明神-thumb-550x412-3455

上高地より望む穂高連峰の下部にある岳沢小屋周辺の紅葉、鮮やかさが足りない内に葉が落ちる状態です、強風で上部の木々は葉を落としていてもう紅葉も終わりのようです。天気は回復してきていますが、稜線の風はまだ強いようです。

27年10月6日ナナカマド-thumb-550x412-3457

気温が高く中でも日間の温度差が小さいのでしょうか、ナナカマドの葉がまだ色づいていません、その分実の鮮やかさが良く目立ちます、奥には岳沢雪渓が見えますが、直にその上に新雪が降って年中雪渓が残ることになります。

27年10月6日夕方の明神-thumb-550x412-3459

明日の好天を連想させるような夕方の天気、西日を浴びた明神岳の足元から夕闇が登って行って直に宵の帳が降りるのでしょう。

27年10月6日朝の奥穂高-thumb-550x412-3461

予想通りの天気になった朝、前穂高岳に登り出します、風が強いので足元に注意をすることに加え、強風にバランスを崩さにようにしながら重太郎新道を登ると、穂高の稜線に太陽光線が当たり山頂の方から下へと山が明けて行きます。

27年10月6日朝の乗鞍-thumb-550x412-3465

この時間、谷間にある上高地は一部霞沢岳などの山の陰で陽が当たっていないようです、その先に乗鞍岳そして更に奥には御嶽山、皆良い朝を迎えているようです。

27年10月6日-thumb-550x412-3463

前穂高岳に近づくと西穂高の山塊には陽が当たりその雄姿が良く見えます、その奥遠くは白山でしょうか。

27年10月6日吊尾根より涸沢-thumb-550x412-3469

吊尾根より涸沢を覗くが紅葉の色がやはり鮮やかでないように見えます、何張りかのテントがあるので悪天候の中テント泊をした方がいたようです、テント組みはこれからもっと増えることでしょうね。

27年10月6日吊尾根より前穂高-thumb-550x412-3471

前穂高岳から奥穂高岳と続く吊尾根、写真は前穂高岳を見ていて、前穂の北尾根が望めます、そして登山道も見えますね。

27年10月6日奥穂高岳山頂-thumb-550x412-3473

望んでいた天気の下奥穂高岳山頂へ着きます、多くの登山者が入れ替り立ち替り山頂の岩へ、皆さん360度の展望を楽しんでいます。

27年10月6日前穂高より槍ヶ岳-thumb-550x412-3467

本当に遠くまで望める空、槍ヶ岳が近く見えます、雨やガスの中、雪が降っている中や色々な天気の中でこの山頂に立ってきたが、今日もまた記憶に残る山頂となります。

27年10月6日朝の奥穂高-thumb-550x412-3461

下山途中で見る奥穂高岳、大きい山です。

27年10月6日上高地より穂高-thumb-550x412-3479

予定通りの行動で無事上高地へ戻り、今日の足跡の山を振り返ると、昨日とは違い穏やかな表情が青い空に浮かんでいます。楽しい登山をすることができた喜びと満足感に浸りながら後にします。

久しぶりに穂高の紅葉を見たいと思い、情報を見ているとこの週で終わりかな、と決め込んで予定を立てていると発達した低気圧の影響がまともに受けそうは天気、そこで半日遅くする計画にして歩くことにする、結果は予想していた通りの天気になり、絶好の登山日和に、でも陽が陰る前には下に降りたいのでゆっくりとはしていられないのが残念でした。登山道が急な重太郎新道、岩稜や岩場を辿る吊尾根を経て奥穂高岳への登下山は気が抜けないが、その充実感は大きなものになります、そして振り返って山を仰ぐとまた来たくなります、山の持っている力はすごいですね、この力に吸い寄せられてまた山に向かのでしょう、・・・まだまだ続けたい。