急速に発達した低気圧で全国的に荒れ、東京も出かける時は風と雨がひどかったが、天気の回復は早いという予報なので、計画通りに山へ向かうことに。
北アルプス穂高岳山域の入山口の一つの〝上高地河童橋〟に昼ごろに着くと、稜線は雲に覆われ風も強そうな様子、道にも風で飛ばされた小枝や木の葉が一面に落ちているので、昨夜からの風の強さが窺い知ることができます。天気予報に関係なく多くの観光客が訪れ雄大な自然に見いっています、その中に外国の方、特に中国系の方も大勢います。
上高地より望む穂高連峰の下部にある岳沢小屋周辺の紅葉、鮮やかさが足りない内に葉が落ちる状態です、強風で上部の木々は葉を落としていてもう紅葉も終わりのようです。天気は回復してきていますが、稜線の風はまだ強いようです。
気温が高く中でも日間の温度差が小さいのでしょうか、ナナカマドの葉がまだ色づいていません、その分実の鮮やかさが良く目立ちます、奥には岳沢雪渓が見えますが、直にその上に新雪が降って年中雪渓が残ることになります。
予想通りの天気になった朝、前穂高岳に登り出します、風が強いので足元に注意をすることに加え、強風にバランスを崩さにようにしながら重太郎新道を登ると、穂高の稜線に太陽光線が当たり山頂の方から下へと山が明けて行きます。
久しぶりに穂高の紅葉を見たいと思い、情報を見ているとこの週で終わりかな、と決め込んで予定を立てていると発達した低気圧の影響がまともに受けそうは天気、そこで半日遅くする計画にして歩くことにする、結果は予想していた通りの天気になり、絶好の登山日和に、でも陽が陰る前には下に降りたいのでゆっくりとはしていられないのが残念でした。登山道が急な重太郎新道、岩稜や岩場を辿る吊尾根を経て奥穂高岳への登下山は気が抜けないが、その充実感は大きなものになります、そして振り返って山を仰ぐとまた来たくなります、山の持っている力はすごいですね、この力に吸い寄せられてまた山に向かのでしょう、・・・まだまだ続けたい。