シルバーウィークの中日に近くて大きい山の富士山を歩いてきました。

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この日も渋滞予想が出ているので家を少し早い4時過ぎに出発し、そう急がずに富士宮口の〝表口五合目〟に6時過ぎに到着し、天気は一日持ちそうなので急がずに身支度をして歩きだします。富士山スカイラインはまだ緑が濃いのですが、ここは草木は秋の装いに変わっています。

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大型連休で天気が良いこともあり思った以上に登山者多いではありませんか、それでも夏休みの時とは比べ物にならないほど少ない数です。上部より下方をみた写真ですが、草は枯れて秋が終わったような光景です。

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登るにつれて雲海も上がってきてますが、その遥か上空には秋の雲が張っています。

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以前登ったときと随分変わったな、と思うのは登山道が広くなり整備されていて歩き易いことです、下山者とのすれ違いに気を使うこともなく歩ける幅と登山道を示す道しるべやガイドロープがしっかりと整備されています。これは世界遺産に指定され登山者が増えたことによるものなのだろうか。

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最高地点に立つ石柱に触れて登山終了となります。穏やかな天気で寒くもなく暑くもなく何時までも雲を見て過ごせる山頂です、雲海が少し厚く下界を望むことはできないのですが、その雲を見ているのもいいものです。

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下山開始時の雲、登ってくる時は薄く箱根芦ノ湖を望めたのですが、この雲では何も見えません、助かるのは下りはこの雲のお蔭で直射日光を受けずに済み、大汗をかかずに下山できることです。近くて大きい山の富士山はこれからエキスパートだけが入る山へと本当に足早に変化して行きます、今度登るのは何時になるだろうか。

前に登ってから8年が経過して、この登山で18回目になります、今回思いがけずに富士登山で記録を持っている〝実川さん〟と金時山の記録をもっている〝都倉さん〟の両名に一度にお会いできました、二人は私より大先輩ですが今でも時間があれば登っているのです。実川さんはエベレストを目指しているのですが、これまではシェルパのストライキやネパール地震によりアイスフォールの崩壊などにより、残念ながら山頂に立っていません、私達仲間では冬富士で鍛えている実川さんは、間違いなく山頂に立つと言いあっています、それほどの実力と精神力のある方です、15分ほどお話をしましたが、目標を持って継続することだとハッキリ言っていました、また話しの中で多くのツワモノの記録も聞くことができたのも面白かったです。トレーニングで登っていたころは〝ラインホルトメスナー〟と同じ時間で登るなどと息巻いていたが、今では負担の掛からない登りで満足しています、でも登り出したら登りだけ、下りはただ下るだけの山はきついです、山で使う筋肉は山でしか鍛えられない、と言うことをあらためて思い知らされました。