高原型別荘エリアとして歴史のある八ヶ岳山麓、その八ヶ岳東麓にある〈八ヶ岳高原海の口自然郷〉の別荘をご紹介いたします。
当別荘地の開発は、昭和38年(1963年)より、牧場跡地の植林から始まったと聞いております。以後200万坪という広大な開発地を「自然と人と文化の共生」を理念に、全体の環境造りを今も続けております。別荘地開発は全国で数えきれないほど行われましたが、「文化」という言葉を開発理念に明確に打ち出した別荘はここだけかもしれません。開発者の将来を見据えた考えを感じられます。
その思想は、会社の名前や経営者が代わっても、今も開発や管理の担当そして施設運営者に、しっかり伝わっているようで、随所に理念が具現化されております。時代の波に翻弄されることなく貫いているものは、しっかりこちらにも訴えているものが伝わり、地に足がついた別荘開発だと感じます。
別荘名 | 八ヶ岳高原 海の口自然郷 |
所在地 | 長野県南佐久郡南牧村大字海ノ口字西牧場2240 |
交通 | 中央道自動車道 長坂IC 清里高原道路~R141号線経由(インターより40分) JR中央本線小淵沢駅~JR小海線へ野辺山駅下車 車10分 |
事業者 | (売主)株式会社西武百貨店 (販売)株式会社八ヶ岳高原ロッジ |
概要 | 総会発面積 販売済区画 管理 |
施設 | 八ヶ岳高原ロッジ(ホテル 客室数68室) 八ヶ岳高原ヒュッテ(文化財級建物で各種のロケでも利用される、今は物販専用) 八ヶ岳高原音楽堂(250人を収容できる本格的な音響設備のホール) テニスコート(ハードコート5面) |
販売中 | 建売別荘 4棟 |
(平成21年2月) | 土地 21区画 |
概況 自然郷への進入路
昭和後期から軽井沢にもマンションが建設されるようになってきました.
基本は戸建別荘だがマンションの長所短所を理解した上でマンションを別荘に求める方がいるからで、管理の煩わしが戸建別荘に比べ軽減される点が大きいからでしょう。
リゾートマンションと言われていますが集合住宅には変わりなく、都市部でのマンション進化と共にリゾートマンションの質も大きく向上しています。
都市部との違いは敷地が広いため、外構植栽で大きな変化を付けられることです.
この植栽が集合住宅の構えと威圧感を緩衝してくれ、外からの景観改善と居室内での寛ぎに大きく作用します。
正面に八ヶ岳主峰の赤岳を望みながら自然郷へ入ります。
別荘入口にある管理事務所 年中無休で常駐管理です。建物増改築の相談も受けます。
建売別荘例
テラス側より、暖炉置場を中心にシンメトリーのデザイン。
敷地内自生樹木は可能な限り残す工事をしているとのこと。
道路側より見る、道路とのレベル差が少なく入りやすい。
山荘の外壁観に拘らない材料と色使いも面白い。
しっかりとした基礎、独立型の基礎が多く見られる中全て壁状のコンクリート打込みの基礎を採用している。床下板張りは、ネズミや虫の侵入を防ぐ重要な役もするので、気を配りたいところ、いい施行をしています。
バルコニーの材も大きいものを使用し、丈夫さと耐久性を上げている、サッシ枠は結露防止のプラスチック合わせのものを採用しています。
デザイン上デッドスペースが出ることもあるが、隠蔽せず飾り棚を配置するなど、細かい配慮が見られます。
暖房器置場にはキャスター付きの収納ボックスが据えてあり、既成の置き型を必要としない小物入れに気配りを感じます
建売の一例を紹介しましたが、標準仕様が一般的よりプラスされており、購入者の要望も満たされるものと思われます。自然郷は標高1400mより高い位置にあり、冬の暖房の考えかたに基本があり電気が切れた場合はガスで対応、それが切れたときは薪を燃やして暖をとれるようにと暖炉も標準仕様にしていることなどはどんな状況になっても対応できるということ、それがお客様への責任としている。建物の基礎なども地域特性を知り尽くしたことからでしょう。自然郷の自然環境を知りこの地に合った物造りをしていることが感じられます。
土地販売用のパンフレットを見ていただければ分かりますが、敷地内の立木の種類と位置が図示されています。これなども自然郷の環境維持を訴えていると思われ、自然郷の文化造りをしているからの立木調査作業なのでしょう。
こういうと何か敷居が高い別荘地に感じるかもしれませんが、八ヶ岳山麓の自然の中で過ごしたい自然の移り変りを楽しみたい、このような思いを持ち合わせていれば,自然郷に入れます。時には音楽堂でコンサートを楽しみ自身で心身を労ってあげる、そういう別荘地だと思います。