市民農園を借りて野菜をつくっている様子が、テレビなどで取り上げられます。
今に始まったことではないのでしょうが、食糧自給率が40%と低いことで、輸入品に頼る我が国ですが外国産の食べ物の安全性に疑問や問題があるため、自分で育てて安全なものを美味しくいただこうとする方々が増えつつあるからでしょう。
農産物の産地に近いリゾート地でも、貸し農園に人気が集まっています。

写真:八ヶ岳山麓の貸し農園 縄で囲まれている3m×4mの12㎡の広さですが、複数の区画を借りる方もいるそうです。

年間使用料は1区画10,000円で、農具類は隣接するクラブハウスにあり、自由に使うことができます。 ここの利用者は近隣の別荘の方です。

リゾート地で菜園を持ち〝農〟を楽しむ、または体験するのに、3つのパターンに分けられるようです。
一つは、ある程度まとまった土地を借りて、しっかり時間や労力を費やし野菜をつくる。
趣味の域から出て、本格的な農作業を行って種類も量も多くつくり、都会から移住や半分定住型でリゾート生活をしております。
二つ目は、地方の行政や法人が運営している建物(ラウベ)付き貸し農園、クラインガルテンという名で各地にあります。
非常に人気で競争率が高いようです。継続して借りる年数は3年程度ですが、中にはここから出た後に、周辺にセカンドハウスを建てる方もいるようです。
三つ目は、近所の農家の直貸しや法人が借り上げて行っている。3〜10坪程度の小区画の農園を借りるものです。
このほかに、敷地内を耕し菜園にして楽しんで方も、別荘地の中に見受けられますが、手軽に楽しめる小区画の貸し農園が人気で別荘エリア周辺に点在しています。

開設して3年目の貸し農園が、歴史のある高原型別荘地の山中湖にあります。募集チラシの一部を以下に掲載

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軽井沢の景観を維持するために、建築に対して色々な制約を設けています。その中で建築されるので別荘公園に合った一つの建物になっています。
マンション計画は都市部、リゾート地で計画しても大きく違いをだせることはなくなりつつあります。主構造が矩形ならばかなり完成されていると考えられます。これからのマンション計画は安全やサービスなどソフト面と維持管理面の小コスト化に重点がおかれます。

青森県で農業をしている、木村秋則さんという方がおります。奇跡のリンゴ栽培に成功されたのですが、貸し農園は無農薬が原則なので、木村さん著書の自然栽培ひとすじは、プチ農家向きではないでしょうか。 写真は、アグリス成城の区画です。農園の下を小田急線の電車走っています。