ついでにと言うと山に失礼になるが、仕事の前に頂に立とうと思い、弱い冬型の気圧配置で北日本には寒気団が南下しているとう中出かけて来ました。
登るにつれ山が鳴っているいる音が大きくなり、稜線は風が強いだろうなと思いながら前に、日射しなど全く期待できずその内に稜線は雲に包まれる。気温も徐々に下がり風も加わり体感温度はだいぶ下がってきたので、アウターを着用。
地蔵尾根の森林限界までは風の音だけで済んでいたが、岩の尾根に出ると身体が風にあおられるようになる。
上の写真の辺りまではまだ良かったが、この上からは身体が揺さぶられ写真を撮るのが困難に、そして雲の中へと入って行きます。
稜線では時々飛ばされそうな風に耐風姿勢でのろのろと、今日の山頂には何人が立つだろうか、行き会う人は数人で本当に少なく着いた山頂にも誰もいなかった。
岩には霧氷がびっしりと付きシュカブラに、雲の中で強い風、何も見えず寒いのですぐに下り口へ向かう。
如何にも寒そうな初冬の光景が文三郎尾根でみられました、ダケカンバの白さが薄暗い中で妙に白く見えて、本当に寒々とした光景を造っています。
林帯に入りやっと風から解放されました、でも手袋をみるとまだ霧氷が付いています、結構寒かったな。
薄暗い中で目につく赤いナナカマドの実は何時になったら落ちるのだろう、風と寒さに頑張って耐えているからすぐに目に付き印象付けが強いです。
下山も終盤、出発地に近づくと少し日射しも出初めてきました、その中落葉松の落ち葉に覆われた登山道を登るソロの登山者、明日は天気も回復しそうな予報なので、ゆっくりと山を楽しめるのではないだろうか。よくあるパターンで山に居る間は雲の中で、下山すると晴れるという山行になったが、それなりに楽しい山でした。
西高東低という言葉が天気予報の中で出るようになってきました、仕事の前に頂きに立ちたいとの思いから、弱い冬型の予報の中八ヶ岳の赤岳を目指し早朝自宅を出発して麓の駐車場へ、高速道路からは八ケ岳の全貌を望めたのですが、着くころには雲に覆われました。強い風は冬には何時ものことなのですが、まだ慣れていない身体には氷点下の体感温度はきつく感じます、大きく揺さぶられながら何も見えない山頂に立っても何か楽しいのです、四季を通して何回も立っている山頂ですが、その時その時の楽しさがあります、山の魅力ですね。この日は北アルプスでは吹雪状態だったそうで翌日は冬山の景色が美しく見えたそうです、北アルプスの山小屋も文化の日を以て営業終了になり、山は本格的な冬山に変貌します。その山は白の聖域となり入った者にしか分からない世界になります、でももう行けないなぁー・・・。